この記事の監修者

たにがわ せいま
谷川 誠真
年間1,133本のWEB CMや企業YouTubeを制作する映像制作会社、(株)ZiasPromotionの代表取締役。
技術会社である東京映像ビジネス動画制作センター(株)の代表も兼任。
フリーランスとしてWEBメディアのディレクションや登録者188万人のYouTubeチャンネルの編集ディレクターを経て、現在は映像制作会社と映像技術会社の2社を経営。
採用活動では、求人票や採用サイトだけでは伝えきれない情報が多くあることから、採用動画の活用が広がっています。
採用動画を使えば、会社の雰囲気や働く人の表情、オフィス環境、仕事の流れを視覚的に届けられるため、求職者が応募前に企業理解を深められる材料となるでしょう。
しかし、採用動画は作れば必ず効果が出るものではありません。目的やターゲットが曖昧なまま制作すると、印象には残っても応募につながらない動画になるでしょう。
そこでこの記事では、採用動画の種類、メリット・デメリット、採用活動に与える効果、制作時のポイントまでを、ビジネス向けにわかりやすく解説します。
- 採用動画を制作して公開する効果
- 採用動画の効果を高めるためのポイント
\かんたん30秒/
採用動画とは?基本的な種類3つ
採用動画とは、求職者に向けて企業の魅力や仕事内容、職場環境、社員の声などを映像で伝える採用広報用の動画です。主な種類には、会社紹介動画、社員インタビュー動画、ブランディング動画があります。
会社紹介動画は、事業内容やオフィス環境、働き方、社内制度などをまとめて伝える動画です。求職者が企業の全体像を短時間で理解しやすく、採用サイトや会社説明会でも活用しやすい形式です。
社員インタビュー動画は、実際に働く社員の言葉を通じて、仕事内容ややりがい、入社理由などを伝える動画です。現場のリアルな声を届けられるため、応募前の不安を軽減し、親近感や信頼感につなげやすくなります。
ブランディング動画は、企業理念やビジョン、社会に提供する価値を映像で表現する動画です。競合との差別化や、採用ターゲットに印象を残したい場合に向いています。
さらに細かい種類や詳細については、次の記事でチェックしてみてください。

採用動画のメリット
採用動画では、企業の魅力を短時間でわかりやすく伝えることができます。
動画では、社員の表情、声のトーン、オフィスの様子、仕事中の動きまで伝えられるため、文章だけでは補えない情報を自然に届けられます。
特に若年層の採用ではスマートフォンで情報収集をする人が多いため、動画との相性は高いでしょう。
また、説明会や面談前の理解促進にも役立ちます。事前に動画を見てもらうことで、求職者は会社の概要を把握したうえで選考に進めます。
さらに、SNSやYouTubeで配信すれば、まだ転職や就職を本格的に考えていない潜在層とも接点を持てます。求人媒体だけでは出会えない層に企業の存在を知ってもらえる点も、採用動画の魅力です。
採用動画の成功事例については、次の記事をチェックしてみてください。

採用動画制作のデメリット
採用動画には多くのメリットがありますが、制作には注意点もあります。
まず、制作には一定の費用と時間がかかります。自社で簡易的に撮影する場合でも、企画、撮影、編集、確認、修正といった工程が必要です。制作会社へ依頼する場合、数十万円から数百万円の費用が発生することもあります。
また、動画は一度公開すると、古い情報が残りやすいという課題があります。オフィス移転、組織変更、制度改定、社員の退職などがあると、動画の内容が現状と合わなくなる場合があります。
採用動画は長く使える資産になりますが、定期的な見直しを前提にしておく必要があります。
さらに、見せ方がミスマッチを生むこともあります。きれいな映像や印象的な演出にこだわりすぎると、実際の職場とのギャップが大きくなり、入社後に「聞いていた印象と違う」と感じられる可能性もあるでしょう。
採用動画が採用活動に与える4つの効果
採用動画を導入すると、採用活動のさまざまな場面で効果が期待できます。ここでは、採用動画で得られるより具体的な効果について、4つのポイントから解説します。
短時間で多くの情報を伝達できる
動画では、視覚と聴覚を同時に使って情報を伝えられるため、短時間でも多くの内容を届けられます。オフィスの様子、社員の表情、仕事の進め方、社内の雰囲気などは、文字だけで説明すると長くなりがちです。
しかし、動画なら数分の中に複数の情報を自然に盛り込めます。そのため求職者は、忙しい就職・転職活動の中でも、企業の特徴を直感的に把握しやすくなるでしょう。
入社後のミスマッチを防止する
採用動画では、実際の職場環境や仕事内容を事前に見せることができるため、求職者は入社後の働き方を具体的に想像しやすくなります。
たとえば、チームでの会議風景や一日の業務の流れを紹介すれば、求人票だけではわからない現場感を伝えられます。良い面だけでなく、仕事の大変さや求められる姿勢にも触れることで、入社後のギャップを抑えやすくなるでしょう。
場所や時間の制約を解消する
採用動画は、場所や時間に縛られずに視聴できる点も強みです。会社説明会に参加できない地方在住の学生や、現職が忙しい転職者にも、企業情報を届けやすくなります。
説明会の内容を動画化しておけば、求職者は自分の都合に合わせて視聴できます。企業側も、毎回同じ説明を行う負担を軽減できるため、面談や選考ではより深い対話に時間を使えるようになります。
企業の認知度向上につながる
採用動画は、YouTube、SNS、採用サイトなどで公開することで、企業の認知度向上にもつながります。印象に残る動画は、求職者の記憶に残りやすく、応募先を比較する際の判断材料になります。
特に知名度が高くない企業にとって、採用動画は自社の魅力を直接伝えられる貴重なコンテンツです。理念や働く人の姿を継続的に発信することで、採用ブランディングの強化にも役立ちます。
効果的な採用動画制作のポイント
採用動画で成果を出すには、見栄えのよい映像を作るだけでは不十分です。ここでは、採用動画の効果をより高めるための制作のポイントを解説します。
明確なコンセプトとターゲットを設定する
採用動画を作る前に、新卒向けなのか、中途向けなのか、特定職種向けなのかを明確にしましょう。ターゲットが変われば、伝えるべき内容も変わります。
新卒採用では、社風や教育体制、若手社員の成長ストーリーが響きやすくなります。中途採用では、仕事内容の具体性、裁量の範囲、評価制度、キャリアパスを重視する人が多いでしょう。ターゲットに合わせて構成を変えることが重要です。
自社の強みと魅力を差別化する
採用動画では、自社らしさを具体的に表現することが欠かせません。「風通しがよい」「成長できる」といった言葉だけでは、他社との差別化が難しくなります。
たとえば、若手が会議で発言している場面や、上司がフィードバックしている様子を見せると、社風が伝わりやすくなります。
制度を説明するだけでなく、その制度が実際にどのように使われているかまで見せると、求職者の納得感が高まります。
配信プラットフォームに応じて最適化を行う
採用動画は、配信先に合わせて長さや見せ方を変える必要があります。採用サイトでは、会社理解を深めるために3〜5分程度の動画が適しています。一方、SNSでは冒頭数秒で興味を引く短尺動画のほうが見られやすくなります。
YouTubeでは検索されることを意識し、タイトルや概要欄にも工夫が必要です。しかし、LinkedInなどビジネス向けの媒体では、企業の専門性や社会的意義を伝える内容が向いています。
同じ素材でも、配信先に合わせて編集を変えると効果を高めやすくなります。
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よくある質問
採用動画を検討する際は、制作費用、効果測定、更新頻度、外注先の選び方について悩む企業が多くあります。ここでは、実務でよくある疑問に答えます。
採用動画制作にかかる費用相場はどのくらいですか?
採用動画の費用は、自社制作か外注か、撮影規模や演出内容によって大きく変わります。スマートフォンや社内機材を使った自社制作なら数万円程度で始められますが、品質や編集にこだわる場合は制作会社への依頼が現実的です。
| 制作方法・内容 | 費用相場 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 自社制作 | 数万円〜20万円程度 | 簡易的な社内紹介やSNS投稿 |
| インタビュー中心の外注制作 | 50万円〜100万円程度 | 社員紹介、職種紹介、採用サイト掲載 |
| 会社紹介・採用ブランディング動画 | 100万円〜300万円程度 | 新卒採用、中途採用、説明会利用 |
| 大規模撮影・特殊演出あり | 300万円以上 | 複数拠点撮影、CM品質、広告展開 |
費用を抑えたい場合は、撮影日数を減らし、構成をシンプルにすると調整しやすくなります。
採用動画の効果測定はどのように行えばよいですか?
採用動画の効果は、視聴回数だけで判断しないことが大切です。視聴回数、視聴維持率、採用サイトへの流入数、応募数、説明会参加率、選考通過率、内定承諾率などを合わせて確認しましょう。
YouTubeアナリティクスやSNSの分析機能を使えば、どの部分で離脱が多いかを把握できます。採用サイトに掲載している場合は、Google Analyticsなどで動画視聴後の行動を確認すると、応募への貢献度を見やすくなります。
採用動画はどのくらいの頻度で更新すべきですか?
採用動画は、一般的には1〜2年に1回を目安に見直すとよいでしょう。組織体制、事業内容、オフィス環境、社員構成が変わった場合は、より早い更新が必要になります。
特に社員インタビュー動画は、出演者の異動や退職によって内容が古く見えることがあります。採用サイトの印象にも影響するため、定期的に内容を確認してください。
大幅に作り直せない場合でも、短尺版の追加や一部差し替えで鮮度を保てます。
採用動画制作を外注する際の選び方のポイントは?
外注先を選ぶ際は、制作会社の過去実績、採用領域への理解、提案内容、費用の内訳、納品後のサポートを確認しましょう。映像のクオリティだけでなく、採用課題を理解して構成を提案できるかが重要です。
複数社から見積もりを取り、金額だけで比較しないようにしてください。同じ費用でも、企画、撮影、編集、修正回数、短尺版の作成、サムネイル制作が含まれるかどうかで内容は変わります。
採用サイトやSNSでの活用まで相談できる会社であれば、公開後の運用もしやすくなります。
まとめ
採用動画は、企業の魅力や働く人の雰囲気をわかりやすく伝え、求職者の理解を深めるための効果的な方法です。
自社の採用課題に合わせて設計すれば、採用動画は応募数の増加だけでなく、自社に合う人材との出会いを増やすコンテンツになります。
採用動画制作サービスの依頼先選びでお悩みなら、株式会社ZiasPromotion(ジアスプロモーション)にご相談ください。全国対応の動画制作会社として、採用動画をはじめとする幅広いジャンルの制作に対応しています。
企画、撮影、編集まで一括で相談できるため、動画制作が初めての企業でも進め方を相談しながら依頼しやすい点が特徴です。
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