この記事の監修者

たにがわ せいま
谷川 誠真
年間1,133本のWEB CMや企業YouTubeを制作する映像制作会社、(株)ZiasPromotionの代表取締役。
技術会社である東京映像ビジネス動画制作センター(株)の代表も兼任。
フリーランスとしてWEBメディアのディレクションや登録者188万人のYouTubeチャンネルの編集ディレクターを経て、現在は映像制作会社と映像技術会社の2社を経営。
ブログ、SNS、noteを更新していても、サムネが弱いとクリックされず、内容まで読まれないケースは少なくありません。サムネイルの印象はサイズ、文字、写真、余白、配色で大きく変わるため、慎重に作る必要があります。
そこで今回はサムネの作り方、用途別サイズ、レイアウト、文字デザイン、スマホで使える無料アプリまで紹介します。サムネを改善したい方、初心者感をなくしたい方はぜひチェックしてみてください。
狩俣サムネを作るとどうしても素人感が出てしまうんですよね……。



サムネは、文字を目立たせようとして詰め込みすぎたり、色を増やしすぎたりすると一気に見づらくなります。
まずはサイズ、余白、フォント、配色の基本を押さえるだけでも印象はかなり変わるので、ここからは、初心者でも実践しやすいサムネ作成のポイントを見ていきましょう。
- サムネサイズの決め方
- サムネイルをデザインする際のコツ
- サムネが作れる無料のツール
\かんたん30秒/
クリック前に伝わるサムネイルの役割
サムネイルは、ブログ、SNS、ECサイト、noteなどで内容をひと目で伝えるための画像です。ここからは、サムネイルが持つ役割について、初心者向けに解説します。
サムネイルが使われる場面
サムネイルはYouTubeだけでなく、ブログのアイキャッチ、noteの記事画像、Instagram投稿、Xのカード画像、ECサイトの商品画像などで使われます。
画像や動画が並ぶ画面では、タイトルより先に視覚情報が届く場面も少なくありません。サムネイルがあればすぐに内容の方向性が伝わるため、そのままクリックしてもらえる可能性も高まるでしょう。
タイトルとサムネイルの違い
タイトルは検索キーワードや内容の説明を担い、サムネイルは一瞬で印象を作る役割を持ちます。両方に同じ文章を詰め込むと、画面が窮屈に見える可能性があります。
そのため、タイトルとサムネイルは分けて考えることが大切です。具体的には、サムネで短い言葉と大きな文字を使い、タイトルでより詳細な内容を補う形にすることで、クリックされやすくなります。
用途別に外さないサムネサイズの決め方
サムネイルは、同じデザインでも表示される場所によって切り抜かれ方や見え方が変わります。ここからは、推奨サイズについて媒体ごとの違いを踏まえて解説します。
ブログとnoteのアイキャッチ推奨サイズ
ブログやnoteのアイキャッチでは、OGP画像として使いやすい1200×630pxがよく選ばれます。比率は1.91対1で、PCでもスマホでも横長の画像として表示されやすいサイズです。
WordPressではアイキャッチ画像に設定し、noteでは見出し画像として登録しましょう。文字や人物の顔は端に寄せすぎず、中央寄りに置くと切れにくいです。
InstagramとXで使いやすい画像サイズ
Instagramの通常投稿では1080×1080pxの正方形が使いやすく、縦長投稿では1080×1350pxも選べます。Xのカード画像では1200×675pxが使いやすく、横長で表示されたときに見栄えを保ちやすいサイズです。
スマホでサムネイルを作る場合も、最初に投稿先を決めてからサイズを設定してみてください。
ECサイトや商品紹介ページの画像サイズ
ECサイトの商品画像では正方形のサムネイルが使われる場面が多く、1000×1000px以上で作ると拡大表示にも対応しやすいです。商品が小さく見えると魅力が伝わりにくいため、余白を取りすぎない配置がよいでしょう。
背景、商品名、価格訴求を入れる場合、スマホ画面で読める文字量に抑えて確認してみてください。
脱・素人感をかなえるレイアウトの考え方
サムネイルは、写真の選び方と文字の置き方だけでも印象が変わります。ここからは、レイアウトについて初心者でも試しやすい方法を解説します。
コピースペースを意識する
写真の上に文字を入れる場合、最初から余白のある写真を選ぶとレイアウトが整いやすくなります。被写体が右側に寄っている写真なら左側に文字を置き、上部に空きがある写真なら見出しを上に配置します。
背景全体が細かい写真は文字が読みにくいため、空や壁、机などの余白がある画像を選ぶとよいでしょう。
座布団とフレームで文字を読みやすくする
背景写真の上に文字を置くと、明るさや色が重なって読みにくくなることがあります。Canvaでは図形を追加し、黒や白の帯を半透明にして文字の下に敷くことで、読みやすさを保ちましょう。
細いフレームを入れる方法もありますが、装飾を増やしすぎると古い印象に見えるため、文字を読むための補助として使うのがおすすめです。
グリッドと2分割で情報を見やすくする
情報量が多いサムネでは、左右2分割や上下2分割にすると視線の流れを作りやすくなります。左に人物写真、右にタイトルを置く構成は、ブログやSNSで使いやすいでしょう。
3分割のグリッドを意識すると、文字、写真、補足要素の位置が決めやすくなります。デザインに迷ったら、まず2分割で作成してみてください。
色数を絞って見た目の散らかりを防ぐ
初心者のサムネは、目立たせたい気持ちから色を増やしすぎることがあります。背景、メイン文字、強調色の3色程度に絞ると、見た目が落ち着きやすいでしょう。
ブランドカラーやサイトの配色がある場合、その色を強調色に使うと統一感が出ます。作成後は一度縮小し、スマホ画面で読めるか確認してみてください。
写真なしでも見せられる文字デザイン
写真素材が用意できない場合でも、文字の大きさ、フォント、色の差を使えばサムネイルは作れます。ここからは、タイポグラフィについて実際の作成に使いやすい形で解説します。
フォントの選び方と組み合わせ
サムネイルでは、遠目でも読めるゴシック体をメインに使うと視認性を保ちやすいです。Canvaなら、Noto Sans JP、M PLUS Rounded、源ノ角ゴシック系のフォントが使いやすいでしょう。
明朝体は上品な印象を出せますが、細い文字はスマホで読みにくくなることがあります。フォントは2種類までに絞ってみてください。
文字サイズの強弱と色使い
サムネの文字は、すべて同じ大きさにすると何を読ませたいのか伝わりにくくなります。主役の言葉を一番大きくし、補足情報は小さく置くと、視線が迷いにくいでしょう。
背景が暗い場合は白や黄色、背景が明るい場合は黒や濃い紺を選ぶと読みやすくなります。完成前に小さく表示し、文字の効果を確認してみてください。
サムネに入れるコピー
サムネに入れる文字は、長い説明よりも短いコピーのほうが読まれやすいです。たとえば、完全ガイドよりも、初心者向け、無料で作成、失敗例つきのように、読む理由がわかる言葉を入れるとよいでしょう。
文字数が増えるほど1文字が小さくなるため、伝えたい内容を10文字から15文字程度に絞ると見やすくなります。



写真なしで文字だけのサムネを作ると、どうしても地味になりませんか?



地味に見える原因の多くは、文字の見せ場が作れていないことにあります。
文字だけで見せる場合、1行目に一番伝えたい言葉を置き、2行目以降は補足に回すと読みやすくなりますよ。文字のまわりにしっかり余白を取れば、写真がなくても整った印象を作れます。
スマホだけで使える無料アプリの選び方
PCを使わなくても、スマホアプリだけでブログやSNS向けのサムネイルは作成できます。ここからは、無料アプリについて用途に合わせた選び方を解説します。
Canva
Canvaアプリは、iOSとAndroidで使用可能です。無料テンプレートを選んで文字や写真を差し替えられるため、SNS投稿用のサムネを素早く作成したい場合におすすめです。
またスマホ内の写真をそのまま使えるため、撮影からデザインまでを同じ端末で進めたい人は試してみてください。
Snapseed
Snapseedは写真加工に強い無料アプリで、明るさ、色味、コントラスト、部分補正を細かく調整できます。文字を多く入れるサムネ作成よりも、写真の質感を整えてからCanvaなどに渡す使い方が向いています。
商品写真や人物写真が暗いと感じる場合、先にSnapseedで画像を補正してみてください。
Adobe Express
Adobe Expressはテンプレートを使った画像デザインに向いており、SNS向けのサムネや告知画像をスマホで作成できます。写真補正より、テキスト合成やレイアウト作成をまとめて進めたい場合に使いやすいでしょう。
Adobe系の画面に慣れている人なら操作しやすく、Canvaとは違う雰囲気のデザインを試したいときに向いています。
PCで使える無料ツール
Canva以外にも、PCでサムネイルを作れる無料ツールはあります。ここからは、無料で利用できるPCツールについて、作業レベルに合わせて解説します。
PowerPoint・Keynote
PowerPointやKeynoteを持っている場合、スライドサイズを1200×630pxや1080×1080pxに近い比率へ設定し、画像と文字を配置してサムネを作成できます。
図形、影、整列機能が使えるため、簡単なデザインなら十分対応できるでしょう。完成後はスライドを画像として書き出し、ブログやSNSへアップロードしてみてください。
Figma
Figmaはブラウザで使えるデザインツールで、複数のサムネ案を同じ画面に並べて比較できます。操作に慣れるまで少し時間はかかりますが、ブログやSNSを継続運用する人には便利でしょう。
また文字スタイルや配色をそろえやすく、シリーズ記事のサムネをまとめて作るときに役立ちます。テンプレート化したい人は試してみてください。
Photopea
Photopeaはブラウザで使える画像編集ツールで、Photoshopに近い操作感があります。切り抜き、レイヤー編集、色調整などに対応しており、Canvaより細かく作り込みたい場合に向いているでしょう。
ただし、初心者には操作項目が多く感じられるため、まずは文字入れやサイズ調整から使ってみてください。



初心者に一番おすすめなツールはなんですか?



迷ったらCanvaでよいと思います。テンプレート、フォント、素材がそろっているので、ゼロから配置を考えなくてもサムネを作れます。
最初は凝った加工より、テンプレートを使って文字量や配色を整えるところから始めるのがおすすめです。
サムネ作成でよくある疑問
ここからは、サムネイルに関する疑問について回答します。
サムネはスマホだけで作れますか?
サムネはスマホだけでも作れます。CanvaアプリやAdobe Expressを使えば、テンプレート選び、写真配置、文字入れ、画像保存までスマホで完結します。
細かい位置調整はPCのほうが進めやすいですが、ブログやSNS用のサムネなら十分な品質を出せます。まずは無料テンプレートを使い、投稿後の反応を見ながら改善してみてください。
無料ツールと有料ツールの違いは何ですか?
無料ツールでも、文字入れ、写真配置、サイズ変更、通常の画像書き出しは対応できます。有料プランでは、使える素材数、背景透過、ブランド管理、AI機能などが広がる場合があります。
初心者がブログやSNSのサムネを作る段階では、無料プランで十分なケースが多いでしょう。必要な機能が出てから有料化を検討してみてください。
ブログのアイキャッチに最適なサイズは?
ブログのアイキャッチでは、1200×630pxが使いやすいサイズです。OGP画像としてSNSでシェアされたときにも横長で表示されやすく、WordPressやnoteでも使いやすいでしょう。
ただし文字や人物を端に置くとスマホ表示で切れる場合があるため、主な要素は中央寄りに配置してみてください。公開前にSNSシェア時の見え方も確認すると安心です。
Canvaでサムネを作るコツはありますか?
Canvaでサムネを作るなら、最初から完成度の高いテンプレートを選び、色とフォントを自分の媒体に合わせて調整すると作りやすいです。
初心者は素材を増やしすぎて読みにくくしがちなので、文字、写真、強調色を絞るとよいです。余白を残し、スマホ表示で読めるサイズまで文字を大きくしてみてください。
まとめ
サムネは作って終わりではなく、クリック率、表示回数、SNSでの反応を見て改善すると精度が上がります。文字を短くした画像、人物を入れた画像、色を変えた画像などを比べると、読者の反応が見えやすいでしょう。
感覚だけで判断せず、過去の投稿と比べながら、次のサムネに反映してみてください。
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