YouTube広告の種類を一覧で解説!5つの広告メニューと効果的な選び方

この記事の監修者

たにがわ せいま

谷川 誠真

年間1,133本のWEB CMや企業YouTubeを制作する映像制作会社、(株)ZiasPromotionの代表取締役。
技術会社である東京映像ビジネス動画制作センター(株)の代表も兼任。

フリーランスとしてWEBメディアのディレクションや登録者188万人のYouTubeチャンネルの編集ディレクターを経て、現在は映像制作会社と映像技術会社の2社を経営。

YouTube広告は、動画を通じて商品やサービスの魅力を伝えられる広告手法です。検索広告やバナー広告と異なり、映像、音声、テキストを組み合わせて訴求できるため、認知拡大から購入促進まで幅広い目的に活用できます。

ただし、YouTube広告には複数の種類があり、目的に合わないフォーマットを選ぶと、費用をかけても十分な効果が出にくくなります

そこでこの記事では、「youtube広告 種類」と検索している方に向けて、主要な広告フォーマット、キャンペーンタイプ、費用相場、目的別の選び方を解説します。

初めてYouTube広告を検討する方、広告を見直したい方はぜひ参考にしてください。

この記事で分かること
  • YouTube広告の種類
  • YouTube広告で活用できるキャンペーン
  • 広告の効果を最大限高めるためのコツ

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目次

YouTube広告とは?基本事項と活用のメリット

YouTube広告とは、YouTube上の動画再生前後、検索結果、ホーム画面、関連動画枠などに配信できる広告です。

Google広告の管理画面から設定でき可能で、年齢、性別、地域、興味関心、検索行動、視聴履歴などをもとにターゲティングできます。ここからは、YouTube広告の基本と活用のメリットについて解説します。

YouTube広告の仕組み

YouTube広告は、Google広告と連携して配信されます。広告主は、配信目的、予算、ターゲット、広告フォーマット、入札方法を設定し、YouTube上のユーザーへ広告を届けます。

課金方式には、動画が一定時間視聴されたときに費用が発生するCPV、クリックで課金されるCPC、表示回数に応じて課金されるCPMなどがあります。

商品認知、比較検討、購入促進のどこを重視するかによって、適した方式が変わります。

YouTube広告の活用メリット

YouTube広告のメリットは、リーチの広さ、ターゲティング精度、動画ならではの訴求力にあります。

Googleの広告データを活用できるため、特定の興味関心を持つユーザーや、自社サイトを訪問したユーザーに再アプローチすることも可能です。

また、動画では商品の使用シーンやサービス導入後の変化を具体的に伝えられます。テキストだけでは説明しづらい内容も、映像にすることで短時間で理解されやすくなります。

ブランドの世界観を印象づけたい企業にとっても、有効な広告手法といえるでしょう。

YouTube広告の5つの種類

YouTube広告の基本的な種類は、次の5つです。

広告種類主な特徴課金方式の目安向いている目的
スキッパブル動画広告5秒後にスキップ可能CPV、CPMなど認知、比較検討、獲得
ノンスキッパブル動画広告最後まで視聴されやすいCPM認知、メッセージ浸透
バンパー広告6秒以内の短尺広告CPM認知拡大、想起促進
ディスプレイ広告画像やテキストで表示CPC、CPMサイト誘導、補完訴求
マストヘッド広告YouTubeトップ面の大型枠予約型CPM、CPH大規模認知、キャンペーン告知

ここからは、それぞれの広告の特徴について解説します。

スキッパブル動画広告(TrueView)

スキッパブル動画広告は、YouTube広告の中でも代表的な形式です。動画の再生前、再生中、再生後に表示され、再生開始から5秒が経過するとユーザーがスキップできます

視聴単価制の場合、ユーザーが30秒以上視聴した場合、30秒未満の動画を最後まで見た場合、または広告を操作した場合に課金されます。興味のないユーザーにはスキップされるため、無駄な課金を抑えやすい点が特徴です。

商品紹介、サービス説明、採用動画、セミナー誘導など幅広い用途に向いています。

ノンスキッパブル動画広告

ノンスキッパブル動画広告は、ユーザーがスキップできない動画広告です。動画の再生前後や途中に表示され、短い時間で確実にメッセージを届けたい場合に使われます。

Google広告の仕様では、キャンペーンタイプによって長さが異なりますが、一般的には15秒前後の短尺で設計されることが多いです。課金方式はCPMが中心となり、表示回数に応じて費用が発生します。

視聴完了率は高くなりやすい一方、内容が押しつけがましいと不快感につながるため、簡潔で印象に残る構成が求められます。

バンパー広告(6秒動画)

バンパー広告は、6秒以内で再生されるスキップ不可の短尺動画広告です。短い時間で商品名、ブランド名、キャンペーン情報を印象づけたい場合に適しています。課金方式はCPMが中心で、広いユーザーに効率よく接触したいときに使われます。

6秒という短さのため、細かな説明には向きません。伝えるメッセージは一つに絞り、商品名やブランドロゴを早い段階で見せることが重要です。

テレビCMや長尺動画と組み合わせて、想起を高める目的でも活用できます。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、YouTubeの画面上に画像やテキストを使って表示される広告です。動画そのものではなく、バナー形式に近い見せ方で、関連動画の周辺や画面上の広告枠に表示されることがあります

動画広告と比べると制作コストを抑えやすく、クリックによるサイト誘導を狙いやすい点が特徴です。一方で、動画のようにストーリーで訴求する力は弱いため、広告文や画像のわかりやすさが成果を左右します。

YouTube広告として認知拡大を狙う場合は動画広告が中心になりますが、ディスプレイ広告はリマーケティングやキャンペーン告知の補完施策として活用できます。

例えば商品紹介動画を視聴したユーザーに対して、後日バナー広告で再接触する流れを作ると、比較検討や購入行動につなげやすくなります。

マストヘッド広告(プレミアム枠)

マストヘッド広告は、YouTubeトップページの最上部に表示される非常に視認性の高い広告枠です。新商品発売、大型キャンペーン、映画公開、全国規模のプロモーションなど、短期間で大きな認知を取りたい場合に使われます。

通常の運用型広告とは異なり、Googleの営業担当を通じた予約制で販売されます。費用は高額になりやすく、数百万円以上の予算が必要になるケースもあります。

中小規模の広告運用では利用機会が限られますが、大規模なブランド施策では強い存在感を発揮します。

キャンペーンタイプ別の広告種類と特徴

YouTube広告を配信する際は、広告フォーマットだけでなく、Google広告上で設定する「キャンペーンタイプ」も重要です。キャンペーンとは、広告の目的や配信方法、予算、ターゲット、最適化の方向性をまとめて管理する単位です。

キャンペーンタイプを適切に選ぶことで、Google広告の機械学習が目的に合わせて配信を最適化しやすくなります。基本的なキャンペーンタイプは、次の通りです。

キャンペーンタイプ主な目的向いている広告フォーマット
動画リーチキャンペーン(VRC)幅広い認知拡大バンパー広告、ノンスキッパブル広告、スキッパブル広告
動画視聴キャンペーン(VVC)視聴数や関心の最大化スキッパブル広告、インフィード動画広告、ショート広告
動画アクションキャンペーン(VAC)購入、資料請求、問い合わせスキッパブル広告、インフィード動画広告
デマンドジェネレーションYouTubeやGoogle面での需要創出動画、画像、ショート、インフィード広告

なお、動画アクションキャンペーンは、2025年以降デマンドジェネレーションキャンペーンへの移行が進んでいます。そのため、新しく広告を始める場合は、最新のGoogle広告管理画面で利用できるキャンペーンタイプを確認しながら設計しましょう。

動画リーチキャンペーン(VRC)

動画リーチキャンペーンは、できるだけ多くのユーザーに広告を届けることを目的としたキャンペーンです。指定した予算やターゲティング条件のなかで、より多くのユーザーに接触できるように配信が最適化されます

ブランド認知、新商品告知、期間限定キャンペーンの案内など、まずは商品名やサービス名を広く知ってもらいたい場面に向いています。

バンパー広告、ノンスキッパブル広告、スキッパブル広告を組み合わせることで、短尺で印象を残したり、一定時間メッセージを届けたりしやすくなります。

動画視聴キャンペーン(VVC)

動画視聴キャンペーンは、動画の視聴回数や視聴時間を増やすことを目的としたキャンペーンです。単に広告を表示するだけでなく、動画に関心を持ち、視聴してくれそうなユーザーへ配信されます。

商品やサービスの特徴を詳しく伝えたい場合や、比較検討中のユーザーに理解を深めてもらいたい場合は検討しましょう

スキッパブル動画広告、インフィード動画広告、ショート広告などと相性がよく、視聴意欲のあるユーザーとの接点を作りやすくなります。

成果を確認する際は、視聴回数だけでなく、視聴率、平均視聴時間、クリック数、チャンネル登録、サイト訪問なども見ることが大切です。長尺のサービス説明動画、導入事例動画、ブランドストーリー動画など、内容をしっかり見てもらいたい動画に適しています。

動画アクションキャンペーン(VAC)

動画アクションキャンペーンは、動画広告を通じてユーザーに具体的な行動を促すことを目的としたキャンペーンです。資料請求、問い合わせ、購入、会員登録、アプリインストールなど、コンバージョン獲得を重視する場面で使われてきました。

広告内にCTAや見出しを設定できるため、動画を見たユーザーをランディングページへ誘導しやすい点が特徴です。認知拡大よりも、広告接触後の行動を重視したい場合に適しています。

ただし、現在のGoogle広告では、デマンドジェネレーションキャンペーンへの移行が進んでいます。そのため、今後新しく運用する場合、デマンドジェネレーションキャンペーンで同様の目的を達成できるかを確認してみてください。

デマンドジェネレーション

デマンドジェネレーションは、YouTube、YouTubeショート、Discover、Gmailなど、Googleの複数の配信面を活用してユーザーの興味や需要を生み出すキャンペーンです。

動画だけでなく、画像や商品フィードなども組み合わせられるため、認知から比較検討、行動促進まで幅広く活用できます。

従来の動画アクションキャンペーンが主にコンバージョン獲得を重視していたのに対し、デマンドジェネレーションは、より広い接点で見込み顧客との関係を作る設計に向いています。

たとえば、YouTubeショートで興味を引き、インフィード広告で詳しい情報を届け、最終的にサイト訪問や問い合わせにつなげるような使い方ができます。

新商品やサービスの需要を作りたい場合、潜在層へアプローチしたい場合、動画と画像を組み合わせて広告効果を高めたい場合に検討しましょう。

【目的別】YouTube広告選び方ガイド

YouTube広告は、目的から逆算して選ぶことが重要です。認知拡大、商品理解、コンバージョン獲得では、適した広告フォーマットも動画の作り方も変わります。

ここからは、目的別にYouTube広告の選び方を解説します。

ブランド認知向上

ブランド認知を高めたい場合は、バンパー広告、ノンスキッパブル広告、マストヘッド広告、動画リーチキャンペーンが向いています。多くのユーザーに短期間で接触し、商品名やブランド名を覚えてもらうことを重視します。

この場合、細かな機能説明よりも、印象に残るコピーやビジュアルが大切です。6秒や15秒の中で伝えるため、メッセージは絞り込みましょう。ロゴや商品名を後半だけに出すのではなく、冒頭から自然に見せる構成が効果的です。

商品検討促進

商品やサービスの検討を促したい場合は、スキッパブル動画広告や動画視聴キャンペーンが適しています。ユーザーが自ら視聴を続ける形式のため、興味を持った層に詳しい情報を届けやすくなります。

動画制作では、課題提起、商品特徴、導入メリット、利用シーンを順番に見せると理解されやすいです。比較検討中のユーザーに対しては、価格、機能、導入事例、他社との違いなど、判断材料になる情報を入れると効果が高まります。

コンバージョン獲得

購入や問い合わせを増やしたい場合、デマンドジェネレーションを活用しましょう。広告だけで完結させるのではなく、CTAとランディングページの設計まで含めて考えることが重要です。

動画では、ユーザーの悩みを示したうえで、商品やサービスを使う理由を明確に伝えます。最後に「無料相談」「資料請求」「購入はこちら」など、次に取るべき行動をわかりやすく示しましょう。

広告と遷移先ページの内容がずれていると、クリック後の離脱が増えやすくなります。

YouTube広告の費用相場と課金方式

YouTube広告は、少額から始められる一方、ターゲット設定や競合状況によって費用が変動します。ここからは、YouTube広告にかかる費用の相場と課金の方式について解説します。

広告タイプ別の費用相場

YouTube広告の費用は、広告フォーマットや課金方式によって異なります。以下は、一般的な運用時の目安です。

広告タイプ課金方式費用相場の目安向いている目的
スキッパブル動画広告CPV、CPM1視聴あたり3〜20円程度認知、検討、獲得
ノンスキッパブル動画広告CPM1,000回表示あたり400〜1,000円程度認知、メッセージ浸透
バンパー広告CPM1,000回表示あたり400〜600円程度認知拡大
ディスプレイ広告CPC、CPM1クリックあたり数十円〜数百円程度サイト誘導
マストヘッド広告予約型CPM、CPH数百万円以上になる場合あり大規模プロモーション
デマンドジェネレーションCPA、ROASなど目標設定や業種により変動獲得、需要創出

CPVは視聴単価、CPCはクリック単価、CPMは1,000回表示あたりの単価です。動画を見てもらいたい場合はCPV、サイト誘導を重視する場合はCPC、認知を広げたい場合はCPMがおすすめです。

獲得を重視する場合、目標CPAやコンバージョン数の最大化など、自動入札を活用する方法もあります。

予算設定と運用のコツ

初めてYouTube広告を配信する場合、月額10万〜30万円程度の広告費からテストしてみましょう。少なくとも2〜4週間ほど配信し、視聴率やクリック率、コンバージョン率を確認すると判断しやすくなります。

日の予算は、配信期間全体で使い切れる金額から逆算して設定しましょう。成果がよい広告グループに予算を寄せ、反応の低いターゲットやクリエイティブはストップします。

最初から完璧を目指すのではなく、改善前提で運用することが大切です。

効果的なYouTube広告運用のポイント

YouTube広告で成果を出すには、広告フォーマットを選ぶだけでは不十分です。ここからは、より効果的にYouTube広告を運用するポイントを解説します。

ターゲティング設定の最適化

YouTube広告では、年齢、性別、地域、世帯収入、興味関心、購買意向、カスタムセグメント、リマーケティングなどを組み合わせて配信できます。最初はターゲットを絞り込みすぎず、配信データを見ながら調整するとよいでしょう。

また、成果に結びつかないユーザー層や配信面は除外することも重要です。たとえば、地域性のあるサービスであれば商圏外を除外し、BtoB商材であれば関係の薄い興味関心を外すことで、無駄な配信を抑えやすくなります。

動画設計の調整

YouTube広告では、冒頭5秒の設計が重要です。スキッパブル広告では5秒後にスキップされるため、最初に商品名や課題提起、ベネフィットを伝える必要があります

構成は、ユーザーの悩み、解決策、商品やサービスの強み、導入後の変化、CTAの順に整理すると自然です。

スマートフォンで視聴されることも多いため、文字は大きめにし、音声なしでも内容が伝わるようにテロップを入れましょう。最後には、問い合わせや購入など次の行動を明確に示します。

定期的な効果測定と改善

YouTube広告では、視聴率、平均視聴時間、クリック率、コンバージョン率、CPA、ROASなどを確認します。認知目的ならリーチや視聴率、獲得目的ならコンバージョン数やCPAを重視すると判断しやすくなります。

Google AnalyticsやGoogle広告のコンバージョン計測を連携すれば、広告視聴後の行動まで確認できます。動画の冒頭違い、CTA違い、ターゲット違いでA/Bテストを行い、成果のよい組み合わせを残していくことが重要です。

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よくある質問

ここからは、YouTube広告に関するよくある質問に回答します。気になる疑問がある方は、ぜひチェックしてみてください。

YouTube広告の種類を変えたい場合はどうすればいい?

既存キャンペーン内で変更できる項目もありますが、広告フォーマットやキャンペーンタイプによっては、新しくキャンペーンを作成したほうがよい場合があります。

たとえば、視聴目的からコンバージョン目的へ切り替える場合は、入札戦略や最適化対象が変わります

既存キャンペーンを大きく変更すると、学習データに影響する可能性があります。過去の実績を残したい場合、新規キャンペーンでテストし、成果を比較しながら移行しましょう。

YouTube広告が人によって違うのはなぜ?

YouTube広告は、Googleの広告配信システムによって、ユーザーごとに異なる広告が表示されます。年齢、性別、地域、興味関心、検索履歴、視聴履歴、Webサイト訪問履歴などが配信判断に使われることがあります

たとえば、旅行動画をよく見る人には旅行関連の広告、ビジネス系の動画をよく見る人には法人サービスの広告が表示されやすくなります。

ユーザー側の広告設定やプライバシー設定によって、表示される広告の内容が変わることもあります。

最も効果的なYouTube広告の種類は?

最も効果的なYouTube広告は目的によって異なりますが、幅広く使いやすいのはスキッパブル動画広告です。認知、比較検討、コンバージョン獲得のいずれにも対応しやすく、初めての配信でもテストしやすい形式といえます

ブランド認知を重視するなら、バンパー広告やノンスキッパブル広告が向いています。購入や問い合わせを狙うなら、デマンドジェネレーションやアクション訴求の強い動画広告を検討しましょう。

広告の種類だけでなく、ターゲット設定と動画の内容が成果を左右します。

まとめ

YouTube広告には複数の種類があり、使い分けが重要です。まずは小さな予算で複数の広告パターンを試し、視聴率、クリック率、コンバージョン率を確認しながら改善していきましょう。

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