この記事の監修者

狩俣 瑞季
株式会社ZiasPromotion
プランナー
京都大学 経済学部 出身
7年のWebライター/映像シナリオ歴を活かし、株式会社ZiasPromotionでは主にYouTubeシナリオの作成を担当。
税理士・社労士分野では、税制改正や助成金情報などを素早くキャッチし企画や台本に落とし込みます。
視聴者に寄り添い、難しい内容でもできるだけわかりやすくお伝えすることを大切にしています!
一つひとつ丁寧に、伝わるコンテンツづくりをお手伝いします。
動画制作は一見すると複雑ですが、大きく「企画」「撮影」「編集」「納品」の4つの段階に分けられます。
YouTube動画から本格的な映像制作まで基本的な流れは共通しているので、制作を外注する場合でも、自社で進める場合でも、まずは全体像を把握することが重要です。
本記事では、動画制作の基本的な流れを表を使って整理し、それぞれの工程で押さえておきたいポイントや期間の目安を分かりやすく解説します。
これから動画制作にチャレンジしたい方、流れを整理しておきたい方は、ぜひ参考にしてください。
- 動画制作の基本的な流れとそれぞれのスケジュール
- 制作前の準備と企画のコツ
- 仕上げ工程の進め方とチェックのポイント
\かんたん30秒/
動画制作の基本的な流れとスケジュール
動画制作全体の流れを理解しておくことで、制作依頼や自社制作をスムーズに進めることができます。ここでは、基本的な流れとスケジュールを整理し、効率よく進めるためのポイントを解説します。
【表で解説】動画制作の全工程
動画制作は大きく5つの工程に分けることができます。以下の表で各工程の詳細を確認してみましょう。
| 工程 | 主な作業内容 | 期間目安 | 成果物 |
|---|---|---|---|
| 企画・構成 | 目的・ターゲット設定、シナリオ作成、絵コンテ制作 | 1-2週間 | 企画書、シナリオ、絵コンテ |
| 準備・撮影 | キャスティング、ロケーション選定、実際の撮影 | 1-3週間 | 映像素材、音声素材 |
| 編集 | カット編集、テロップ挿入、BGM・効果音追加 | 1-2週間 | 編集済み映像 |
| MA・仕上げ | 音声調整、カラーグレーディング、最終チェック | 3-5日 | 完成映像 |
| 納品・修正 | クライアント確認、修正対応、最終納品 | 3-7日 | 納品データ |
各工程では、確認作業が重要になります。企画段階でヒアリングと方向性について慎重に話し合っておけば、後の工程がスムーズに進みます。
動画制作にかかる期間とスケジュール
動画制作にかかる期間は、動画の種類や品質によって大きく異なります。以下の表で代表的な動画タイプ別の制作期間を比較してみましょう。
| 動画タイプ | 制作期間 | 特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| YouTube動画制作 | 1-2週間 | シンプルな構成、短時間 | 商品紹介、企業PR |
| 実写映像 | 1.5-2ヶ月 | 撮影準備に時間要 | CM、企業紹介 |
| アニメーション映像 | 2-3ヶ月 | デザイン制作が必要 | サービス説明、教育動画 |
一般的な映像制作では、全体の約30%を企画・構成段階、40%を撮影・制作段階、30%を編集・仕上げ段階に配分します。動画制作会社への依頼の場合、初回のヒアリングから納品まで平均2-3ヶ月程度を見込んでおきましょう。
なお、修正回数によってもスケジュールは変動します。特に初めての制作では想定以上に修正が発生することもあるため、余裕を持ったスケジュール設定が重要です。
動画制作のスケジュールを決めるコツ
効率的に制作を進めるためには、公開日から逆算してスケジュールを設計することが重要です。無理のない進行計画を立てることで、品質と納期を両立できます。
- 公開日の確定:イベントや販促時期に合わせた明確な締切を設定
- バッファ期間の確保:全体期間の20-30%を予備期間として組み込み
- 確認・修正期間の設定:各工程で1-2日の確認期間を確保
- 関係者との調整:出演者やロケーション確保のリードタイムを考慮
スケジュールは「公開日から逆算して設計する」ことが大切です。
また、繁忙期を避けたスケジューリングも重要です。年末や大型連休前は制作会社が混み合うため、早めの依頼を心がけましょう。
動画制作前の準備と企画段階のポイント
動画制作を成功させるためには、実際の撮影や編集作業に入る前の準備段階が重要です。ここでは初心者が見落としがちな要素を整理しているので、準備を始めるまえにチェックしてみてください。
【表で整理】動画制作前の準備リスト
動画制作依頼を成功させるために必要な準備について、重要度と確認方法を含めて表形式でまとめました。
| 準備項目 | 重要度 | 確認内容 | 準備期間 |
|---|---|---|---|
| 目的・目標設定 | ★★★ | 認知向上/売上拡大/採用強化など具体的な目的を明確化 | 1-2日 |
| ターゲット設定 | ★★★ | 年齢層・性別・職業・興味関心などペルソナを詳細設定 | 1-2日 |
| 予算決定 | ★★★ | 制作費・追加修正費・公開後の運用費まで含めた総予算 | 3-5日 |
| 納期・公開日 | ★★★ | イベント・販促時期に合わせた逆算スケジュール設定 | 1日 |
| 素材準備 | ★★ | ロゴ・写真・資料・過去の映像制作実績など関連素材の整理 | 5-7日 |
| 参考動画選定 | ★★ | イメージに近いYouTube動画制作事例や競合他社の映像 | 2-3日 |
| 関係者調整 | ★★ | 出演者・承認者・制作会社との日程や役割分担の確認 | 7-10日 |
特に目的とターゲットの設定は最も重要なポイントです。具体的な数値や人物像を明確にすることで、効果的な動画制作につながります。
「なんとなく動画を作りたい」という曖昧な状態ではなく、「30代女性の商品認知度を20%向上させる」のような具体的な目標設定をしておくとよいでしょう。
企画・構成段階の進め方
準備が整ったら、企画・構成を具体化します。企画段階では、関係者との認識をしっかり揃えることが重要です。
- コンセプト設計:準備段階で設定した目的・ターゲットを基に、動画の核となるメッセージを決める
- 構成要素の決定:実写かアニメーションか、ナレーションの有無、BGMの方向性など基本仕様を確定する
- シナリオ作成:視聴者の関心を引く流れを設計し、時間配分を含めた詳しい台本を作成する
- 絵コンテ制作:シナリオを視覚化し、制作チーム全体で完成イメージを共有する
認識のズレがあると、後工程で大きな修正が発生するため、各ステップでの確認を丁寧に行いましょう。
効果的なシナリオ作成のコツ
視聴者の関心を最後まで維持するためには、シナリオの構成とメッセージ設計が重要です。冒頭3秒で興味を引き、中盤で具体的なメリットを伝え、終盤で行動を促す流れを基本とします。
YouTube動画制作では、視聴者の離脱を防ぐために「なぜ今この動画を見るべきなのか」を冒頭で明確に伝えることが大切です。時間配分としては、メインメッセージに全体の60%を充て、導入とまとめにそれぞれ20%ずつ割く構成がひとつの目安となります。
また、ターゲットに合わせた言葉選びも欠かせません。専門用語の使い方や、感情に訴えかける表現、行動を促すコール・トゥ・アクションなど、あらかじめ設定したペルソナに応じて調整することがポイントです。
絵コンテ制作で押さえるべき要素
絵コンテは、映像制作における設計図のような役割のものです。メラアングル、シーン構成、テキスト配置の3つの要素を明確にすることで、撮影や編集時の認識のズレを防ぐことができます。
カメラアングルでは、ロングショット・ミディアムショット・クローズアップなどを使い分け、被写体との距離感や感情の見せ方を具体的に示します。シーン構成では、カットの切り替えタイミングや各シーンの長さを設定し、全体の流れを整理します。
テキスト配置については、テロップやタイトルの位置、デザインの方向性、文字量などをあらかじめ決めておくことで、視聴者の視線誘導を意識した設計が可能です。制作会社と共有する際には、各カットに番号を振り、修正点を明確に伝えられるようにしておくと、やり取りがスムーズになります。
実写動画とアニメーション動画の制作工程
実写動画とアニメーション動画では、制作工程や必要なスキル、期間が大きく異なります。それぞれの特性を理解し、目的に応じた最適な制作手法を選びましょう。
【比較表】実写とアニメーション制作の違い
実写とアニメーションでは、制作工程や必要なスキルが大きく異なります。
| 項目 | 実写動画 | アニメーション動画 |
|---|---|---|
| 制作期間 | 1〜2ヶ月 | 2〜3ヶ月 |
| 制作費用 | 30〜200万円 | 50〜300万円 |
| 主要工程 | 企画→撮影準備→撮影→編集 | 企画→デザイン→アニメーション制作→編集 |
| 必要スキル | 撮影技術、演出、照明 | イラスト、デザイン、モーション |
| 修正対応 | 撮影後の大幅修正は困難 | 各工程で柔軟に修正可能 |
YouTube動画制作では実写の方がスピーディに進められることが多く、企業の商品紹介や社員インタビューなどに適しています。一方、複雑な概念説明や統計データを理解してもらうには、アニメーションが効果的です。
実写動画制作のポイント
実写動画制作では、キャスティングとロケーション選定が、成果を左右する重要なポイントになります。まず出演者の選定では、ターゲット層に親しみやすく、かつ企業イメージに合った人材を慎重に検討することが大切です。
ロケーション選定では、撮影許可の取得や周辺環境の確認、アクセスのしやすさなどを事前にチェックしておきます。撮影準備の段階では、機材リストの作成、スタッフの役割分担、撮影スケジュールの詳細設計を行い、当日の進行をスムーズに進められるように整えます。
実際の撮影では、あらかじめ設計した映像制作のフローに沿ってシーンごとに撮影を進め、必要に応じて複数テイクを確保します。照明や音声、カメラアングルなどを都度確認しながら進めることで、後工程での修正を最小限に抑えることができます。
アニメーション動画制作のポイント
アニメーション動画制作では、デザインから動画制作、エフェクト追加まで、段階的にクオリティを高めていく進め方が基本です。まずキャラクターデザインでは、ターゲットに合ったビジュアルを設計し、ブランドイメージとの整合性を取ります。
背景制作では、シーンごとの世界観や色のトーンを統一し、視聴者が自然と入り込める環境を整えます。アニメーション制作の工程では、キーフレームの設定や動きの補完、動作の自然さの調整などを丁寧に行っていきます。
また、制作の各段階でクライアントとの進捗共有や確認の機会を設けることも重要です。特に動画制作を外注する場合は、デザインフィックス(デザイン確定)のタイミングを明確にしておくことで、後工程での大きな修正を防ぐことができます。
最終工程であるエフェクト追加では、見た目のインパクトと情報の伝わりやすさのバランスを取りながら、全体の完成度を高めます。
撮影・編集・仕上げ工程の進め方
動画制作の後工程である撮影・編集・仕上げ段階は、企画で決定したコンセプトを実際の映像として完成させる重要な工程です。ここからは、編集や仕上げの工程について、さらに詳しく解説します。
【工程表】編集・MA・仕上げのフロー
編集・MA・仕上げの基本的なフローは、次のとおりです。
| 工程 | 作業内容 | 所要期間 | 使用ソフト例 | 成果物 |
|---|---|---|---|---|
| 粗編集 | 素材の整理・カット編集・構成組み立て | 3-5日 | Adobe Premiere Pro DaVinci Resolve | 粗編集版動画 |
| 本編集 | テロップ挿入・エフェクト追加・色調補正 | 5-7日 | After Effects Final Cut Pro | 編集完成版 |
| MA作業 | 音声調整・BGM追加・効果音編集 | 2-3日 | Pro Tools Adobe Audition | 音声完成版 |
| カラーグレーディング | 色調統一・映像品質向上 | 1-2日 | DaVinci Resolve Adobe Premiere Pro | カラー調整版 |
| 最終仕上げ | 品質確認・書き出し・データ納品 | 1-2日 | Media Encoder Compressor | 納品データ |
動画編集フローチャートに従って進行することで、効率的な制作が可能です。
効果的な動画編集の手順とコツ
動画編集は、まず撮影した素材の整理から始めます。フォルダ構成をあらかじめ整え、使用する素材と不要な素材を分けておくことで、その後の編集作業をスムーズに進めます。
カット編集では、企画段階で作成した構成案をもとに映像の流れを組み立て、視聴者が飽きずに見続けられるテンポを意識することが大切です。
テロップを入れる際は、読みやすさと映像とのバランスを考慮しましょう。特にYouTube動画の場合は、スマートフォンでの視聴を前提にして、文字サイズや配置を調整することが重要です。
BGMや効果音を加える際は、音量のバランスに注意しながら、著作権フリーの素材を使用するようにします。MA作業との連携を意識することで、より完成度の高い仕上がりになります。
色調補正では、シーンごとの色味にばらつきが出ないよう全体の統一感を保ちつつ、ブランドイメージに合ったトーンに整えることがポイントです。
納品前の最終チェックポイント
納品前には、映像・音声・テロップを含めた全体の品質チェックを丁寧に行います。映像では解像度やノイズの有無、色味の統一感を確認し、音声については音量レベルの調整やノイズの除去、BGMとナレーションのバランスを見直します。
修正対応については、契約時に決めた回数内で対応することを基本とし、追加修正が発生する場合は費用やスケジュールの調整を行います。
納品形式については、用途に応じてMP4やMOVなどのファイル形式を選び、4KやフルHDといった解像度や圧縮率も最適な状態に整えます。配信予定のプラットフォームに合わせてデータを準備しましょう。
また、データ納品の際にはバックアップファイルを保存しておくとともに、修正対応が可能な期間をあらかじめ設定しておくと安心です。
よくある質問
ここでは、動画制作の流れを理解した上で押さえておきたい実践的なポイントを、よくある質問形式でまとめました。予算計画から品質管理まで、成功する動画制作のための重要な判断基準を確認しましょう。
動画制作を依頼する際の予算目安は?
動画制作の予算は動画の種類や品質によって大きく異なります。以下の表で動画制作の費用相場をご確認ください。
| 動画の種類 | 予算目安 | 制作期間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| YouTube動画 | 10万円〜30万円 | 2〜4週間 | シンプルな構成、テンプレート活用 |
| 実写動画 | 50万円〜200万円 | 1〜2ヶ月 | キャスト・ロケーション費用含む |
| アニメーション動画 | 80万円〜300万円 | 1.5〜3ヶ月 | デザイン制作・動画編集が複雑 |
コストを抑えるには、素材を自分でできる限り準備する、シンプルな構成にする、複数の制作会社に見積もりを出す、などの方法があります。
初心者でも自社で動画制作は可能ですか?
初心者でも自社での動画制作は可能ですが、内容と品質の要求レベルによって判断が分かれます。以下の表で自社制作の適性を確認してみましょう。
| 動画の種類 | 自社制作の可能性 | 必要なスキル・機材 | 制作期間の目安 |
|---|---|---|---|
| YouTube動画 (商品紹介・ハウツー) | ◎ 可能 | スマートフォン・動画編集ソフト 基本的な編集スキル | 1〜2週間 |
| 企業紹介動画 (簡易版) | ○ 条件付きで可能 | 一眼レフ・照明機材 中級編集スキル | 2〜4週間 |
| プロモーション動画 | △ 困難 | 高度な機材・専門技術 デザインスキル | 1〜2ヶ月 |
YouTube動画制作レベルなら一般向けの動画制作ソフトの習得で対応できますが、ブランドイメージを重視する場合は映像制作会社に依頼しましょう。
動画制作で最も重要な工程はどこですか?
動画制作において最も重要な工程は、企画・構成段階です。
| 重要度 | 工程名 | 影響する後工程 | 失敗時のリスク |
|---|---|---|---|
| 最重要★★★ | 企画・構成 | 撮影・編集・MA・納品すべて | 全工程のやり直し |
| 重要★★ | 撮影・制作 | 編集・MA・納品 | 後工程での修正困難 |
| 普通★ | 編集・仕上げ | 納品のみ | 修正対応で期間延長 |
企画の部分に変更があると、他のすべての工程がやり直しになります。企画の段階で関係者一同が納得できているかどうか、慎重に確認する必要があります。
まとめ
動画制作は、企画から撮影、編集、納品まで複数の工程を経て進められるため、全体の流れを理解したうえで進行することが成功のポイントです。各工程での準備やコミュニケーションを丁寧に行うことで、よりクオリティの高い動画制作が実現できます。
とはいえ、「どこから手をつければいいかわからない」「社内にノウハウやリソースがない」といった課題を感じている方は多いでしょう。
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